会社員の頃から結構悩んでたのが、人間関係が長続きしないこと。
初対面はそれなりに話せるし、第一印象は悪くないはず。
でも、何回か会ううちに「もういいかな…」って気持ちが湧いてきて、自然と距離を取っちゃうんだよね。
相手が嫌なわけじゃないし、むしろ感じのいい人でもなぜか続かない。
表面上は社交的に振る舞えるけど、内面を見せるのが苦手だったり、プライベートを知られたくなかったり。
「この関係を続ける意味ってあるのかな?」って思い始めると、途端に億劫になる。
気軽に話せる知り合いは増えるけど、深く付き合える人は少ない。
そのせいで仕事に繋がらなかったり、プライベートでパートナーができなかったり…正直、損してる気がするんだよね。
でも、これってADHDの特性のひとつでもあるらしい。
最初の新鮮な刺激にはテンションが上がるけど、関係が安定してくると飽きたり気を遣うのが面倒になってくる。
脳が「次の新しいことないかな?」って勝手に動き始める感じ。
この性質を「ダメなこと」って思わなくて大丈夫。
人間関係を深く続けるのが苦手でも、自分なりのやり方で「気楽に続く関係」は作れる。
私もいろいろ試してみた結果、「あ、これならいけるかも」って思えたことがいくつかあるから
今回はそんな経験をシェアしていくね。
なぜ関係が続かないのか?
関係が続かない理由って、ひとつじゃないんだよね。
私がこれまで感じてきた「続かない原因」は、主に3つあった。
まず、一番大きいのは「外面と内面のギャップ」。
初対面はテンションを上げて乗り切れるけど、何度も会ううちに「自分を出さなきゃいけないタイミング」がくる。
そこで「しんどいな」と感じてしまう。
私は「いい人」「話しやすい人」と思われるのは悪くないけど、プライベートな話になると一気に壁を作っちゃうタイプ。
「どこに住んでるの?」とか「最近どう?」みたいな普通の質問すら、「そこまで踏み込まなくてもいいのに…」って思うことが多かった。
たぶん、これは自己防衛なんだと思う。
プライベートを知られると「自分の弱さ」が見える気がして、それを見せるくらいなら距離を取った方が楽だから。
次に、「関係を続けるメリットを感じにくいこと」。
正直、人間関係が続かなくても「まいっか」と思っちゃうことがある。
ADHDだと刺激を求めやすくて、新しい人との出会いにワクワクする反面、同じ人と繰り返し会うことに飽きがくるんだよね。
「新しい知り合いがいるから別に…」と気持ちを切り替えやすいけど、そのぶん浅い関係ばかりが増えていく感じ。
このループが続くと、「結局何も残らないな」と感じることもあったよ。
最後に、「人との距離感がつかみにくいこと」。
相手との距離感が近くなりすぎたり、逆に遠すぎたりして、自分でもどう接していいか分からなくなることがある。
たとえば、「これ以上話したら変に思われるかな?」とか、「もっと踏み込まないと失礼かな?」とか、考えすぎて自爆するパターン。
結果として、関係が続かずフェードアウト…って流れになりやすいんだよね。
人間関係を楽に続けるためにやってみたこと
1. 短時間で会う約束をする
人と長時間一緒にいると、途中で「早く帰りたいな…」って思うことない?
私は長時間の約束が続くと、なんとなく次の誘いがめんどくさくなるタイプだった。
だから、会う時間を最初から短く設定するようにしてみたんだよね。
「お茶だけ」「ランチだけ」みたいに、1時間〜2時間くらいでサクッと切り上げる。
仕事の話だとZoomとかも30分って決めて打ち合わせしてる。
「短時間だと失礼かな?」って最初は思ったけど、
意外と相手もそのくらいが楽みたいで、関係が長続きするようになったよ。
2. 一人で楽しめる活動を共有する
人とずっと一緒にいるのがしんどいなら、「一緒にやらなくていいけど話題にできること」を持つのがおすすめ。
私は映画やマンガを共有することが多いんだけど、「これ観た?」「読んだ?」って感想をシェアするだけで会話が続くんだよね。
「次いつ会う?」とか予定を合わせる必要がないし、お互いのペースで関係が続くから気が楽。
リアルタイムじゃなくても「同じことを知ってて一緒に何かやってる感」があるのがちょうどよかった。
3. LINEやSNSでのやりとりを増やす
「直接会うのが億劫」なときは、LINEとかSNSだけでつながるのもあり。
無理に会わなくても、メッセージだけで関係を保てるのって、結構気が楽なんだよね。
特にSNSなら、ストーリーや投稿にリアクションするだけでもOK。
「会おう」って言われても、「今ちょっと忙しくて…」ってさらっと断れるし、気が向いたときだけ返信すればいいから負担が少ない。
LINEの既読表示がプレッシャーに感じる人もいると思うけど、
長押しすれば未読のままなんとなくの内容読めるから
急ぎじゃない内容は暇な時に返そう、くらいの気持ちで大丈夫。
いい人間関係を作りたい相手だったら「あとで返すね」と一言入れるだけでも安心感につながるからおすすめ。
これを義務にしちゃうと疲れるから程々にね。
4. 趣味のコミュニティに入る
「同じ趣味の人とつながる」と人間関係が続きやすくなることも多い。
私の場合はゲームのコミュニティに入ってみたら、ゲームの話だけしてればいいから気が楽だった。
コミュニティ内では作品の話をするだけで、自分のプライベートを深掘りされることはほとんどなかった。
ゲームが好きな人同士だから話題が自然と出てくるし、「あのゲームやった?」ってやりとりで関係が続いていく感じ。
人間関係って「共通の趣味」があるとそれだけで続くことが多い。
趣味が同じなら深い話をしなくてもつながりやすいから、気軽に参加してみるのはおすすめだよ。
5. 視覚的バリアを使う
ちょっとしたことだけど、「自分を隠せるアイテム」を使うのも意外と効果的。
私の場合はマスクや帽子をよく使ってた。
「顔を隠すだけでそんなに変わる?」って思うかもしれないけど、実際にやってみるとわかる。
マスクをしてると、相手からの視線を気にしなくていいし、安心感があるんだよね。
「今日はあんまり話したくないな…」って日でも、人と会うハードルがグッと下がる。
特に、初対面じゃなくて「何度か会ったことがある人」との約束のときに効果的。
「今日のメイクあんまりなんだよな〜」「老けたって思われてないかな…」とか色々考えなくて済むから、
顔をしっかり見せないってのはかなり気が楽になるんだよね。
これがあるだけで「今日はちょっと人と会うのしんどいな…」って日でも乗り切れたりするから、意外と効果的。
6. 自分が主導権を持てる場を選ぶ
関係が続かない原因のひとつが、「相手に合わせることのストレス」。
だったら、自分が主導権を握れる場を作ればいい。
私は仕事の場で後輩や外注先と関わる機会が多かったんだけど、そういうときって必要以上に自分のことを話さなくてもいいんだよね。
教える側だったり仕切る側になると、プライベートに踏み込まれにくいから楽だった。
もちろん、仕事だけの関係で終わることも多いけど、
たまに気の合う人がいたらそこからプライベートにつながることもある。
最初は「全部話さなくていい関係」から始めるのが、私には合ってた気がする。
7. 合う人とだけ付き合う
結局、無理に人間関係を広げようとしなくても、合う人とだけ付き合えばそれでOK。
ADHDだと「自分にとって心地いい関係」が限られてることが多いけど、それは悪いことじゃないんだよね。
むしろ合わない人に無理して合わせて疲れるくらいなら、
少しでも気楽にいられる人だけ大事にした方が長期的に見て楽だし得なんだよね。
たとえば、私が続いてる関係は「お互い深入りしないけど、時々連絡を取ると話が続く」くらいの距離感。
無理に盛り上げようとしないし、沈黙があっても「まあ、こんなもんか」って思える。
大事なのは、「自分が疲れない関係を増やしていくこと」。
それができれば、人間関係も続きやすくなるし、ADHD特有の「飽き」や「疲れ」も感じにくくなる。
無理せず、自分に合ったペースで付き合っていけばいいんだよね。
「この人なら気を遣わなくていい」と感じる相手だけを大事にするのが、結果的にストレスを減らせる方法だった。
私は以前、気が合わない人とも「関係を続けなきゃ」と思ってたんだけど、思い切って距離を置いたら心が楽になった。
気が合う人だけ残していけば、それで十分なんだよね。
自分に合った人間関係をゆっくり作ればいい
人間関係が続かないのは悪いことじゃないし、「そういう自分」を受け入れてあげることが大事。
無理せず、自分が楽な距離感を見つけていけば、それでOK。
短時間の付き合いに切り替えたり、SNSでつながったり、一人でできることを共有したり。
少し工夫するだけで「無理せず続けられる関係」は作れるんだよね。
それに、人間関係って量じゃなくて「質」が大事だったりする。
気を遣わずにいられる人が1人でもいれば、それで十分ってこともよくある。
焦らなくて大丈夫。
少しずつ、自分に合ったペースで、心地いい関係を一つずつ見つけていけばいいよ。
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